オルソケラトロジー
※本ページの内容は京都府立医科大学附属病院眼科の許可を得て転載しています
オルソケラトロジーとは
近視矯正法のひとつです。夜寝る前にハードコンタクトレンズを装用し、朝おきてからレンズをはずすと昼間の間近視が矯正されて、裸眼での生活ができるようになる方法です。
矯正をするしくみ
当院の使用レンズは平成22年に厚生労働省より認可を受けたレンズですので安心してご使用いただけます。
向き不向き
向いている方 | 不向きな方 | |
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近視、乱視の程度 | 軽度~中等度近視(度数は-4.5Dくらいまで) | 強度近視・乱視 遠視 |
職業 | 裸眼視力向上が必要条件である場合など | 夜間運転や暗いところでの作業 |
睡眠時間 | 規則的な睡眠時間の取れる方 | 不規則な睡眠しかとれない方 睡眠中うつぶせ寝の多い方 |
レンズ管理 | きちんとレンズ管理のできる方 | レンズ管理ができない方 |
眼の状態 | 角膜の形に異常がある方 重症のドライアイ 重症のアレルギー性結膜炎 |
実際には来られた時に検査させていただき、向いておられるかどうかご相談させていただきます。
メリット・デメリット
- メリット
- 装用を中止すればもとにもどります
- 学童期において近視進行抑制効果があるといわれています
- コンタクトレンズや眼鏡装用が適さないスポーツを裸眼ですることができます
- デメリット
- 毎日装用することが必要です
- 通常のハードコンタクトレンズと同様に、アレルギー性結膜炎、ドライアイによる角膜の傷などを起こすことがあります
実際の症例
小児における裸眼視力の経過(京都府立医科大学近視外来にて32眼分)
京都府立医科大学近視外来にて臨床研究として以前していました16名の裸眼視力の経過です。
青色の部分が裸眼視力1.0以上の症例の割合です。1日で約2割、1か月以内に約8割程度の症例で裸眼視力1.0を得ることができました。
1年6か月くらいで近視進行のために少し視力の低下する症例がありましたが、安定した視力経過を得ることができました。
お支払いただく金額
初回来院時 | 適応検査費用(レンズができる目の状態かどうかの検査) | 5500円(税込) |
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装用体験費用(院内で一度レンズを装用したのち、大丈夫であれば貸出) | 5500円(税込) | |
購入時 | 初年度費用
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両眼 165000円(税込) |
片眼 110000円(税込) |
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2年目以降 | 次年度検査費用
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両眼 55000円(税込) |
片眼 33000円(税込) |
ご相談については、月1回土曜日の午後に時間をとり丁寧にご説明させていただいております。
お気軽にご予約ください。
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